鉄のアリクイ

west2692009-12-26

今日は先日(12月19日)の続き。右の写真はアリクイのサイボーグみたいに見えなくもないが、これは地盤改良の機械だった。先日は職人達と行き違いだったので、実際の操作は見ていないが、この先端に鉄のパイプを差して、力任せにぐいぐいと地面に押し込むのだろう。
支持層といわれる堅い岩盤に着き当たるまでそれを続ける。アリクイの首の長さは5メートルなので、足りなくなったら鉄パイプの長さも5m毎に繋がなければならない。下の写真は最初の鋼管を埋め込んで、継ぎの鋼管を溶接したところ。

ここまでで前日の作業は終えたというので、その日は「これ以上は入りません」というところまで埋め込む所を確認に来たのだった。
それなのに前夜降った雪のため、職人達は現場200メートル手前で引き返してしまった。歯がゆい話ではあるが、真冬に雪を恨んでもしょうがないのだ。天候というものは人の都合ではどうにもならない。
もう今年の残り日数も僅かだが、基礎は本格的に地面が凍る前に完成させなければならない。今日の現場からの連絡では明日から「墨だし」を行って、鉄筋を組むのだという。