富士見高原のモンキーチェアー

west2692009-11-14

今日の一枚は「切り株」。昔はこれでウサギを捕ったらしい。椅子みたいにも見えるけど、段差があるのは猿が腰掛ける為じゃなさそうだ。腰掛けにしては座の部分が狭すぎる。
一見無造作に見えるが、工務店のSさんの説明によれば、樹木伐採の本格的な方法なのだという。「先ずは低いほうに短く切れ目を入れて、木の根元に欠き込みを作っておく。しかる後に反対側に廻って、前よりも高い位置にチェーンソウの歯を入れる」。そうすると狙った方向に向かって木を倒すことが出来る。すぐ近くに送電線もあるので、倒す向きの失敗は許されないのだそうな。
下の写真はそうやって樹木を伐採した所。

この敷地にも向こう側に見える林と同じくらい、赤松と唐松が密集していた。
今回はここにパッシブソーラーハウスを建てる。だから、樹木はなるべく少ないほうが望ましい。
冬の間に設計をし、春から着手、秋に完成というのがいつものパターンだが、今回は違う。
夏から秋にかけて設計した。冬を通して工事を行い、春に完成予定。来年は富士見高原に何度か雪見に来なきゃならない。
整地が済んだら、地盤調査。その後、地盤改良を行い基礎工事。八ヶ岳の麓は冬が来るのも早いのだ。唐松も落葉した。午後3時にはもうこんなに日が傾いている。