アイスバーン

west2692009-12-19

今日は長野県の富士見町に出かけた。昨夜「地盤改良の鋼管杭を打ちこみました。明日の朝9時に現地に来られますか」と現場監督から連絡があったのだ。
家から徒歩と車を使って、現場まで1時間30分はかかる。いつもよりは早く家を出た。八ケ岳横断道路から分岐して原村に向かう道に入ると雪が積もっていた。アイスバーンだ。
現地に付くと鋼管が雪の中にニョキニョキと建っていたが誰も来ていない。職人は朝早いのに珍しいことがある。約束の日を間違えたのかなと不安になった。杭の位置と本数を確認してから、暫く周囲を歩き回っていると、現場監督が来た。二人して雪の中で待っていたが、職人達は来ない。
ここは森の中なので電波が届き難く、監督の携帯電話は発信が出来ない。そうこうするうちに彼の電話が鳴った。「今日は(雪が降って)空気が澄んでいるから電波も通り易いのかな」などと言いながら応答する。
職人達は現場の200メートル手前まで来て、甲府に戻ったという。チェーンを積み忘れたから最後の坂を下ることが出来なかったんだそうだ。午後から出直しますとのこと。建築工事には時としてこんなことも有る。諦めて帰る道路は既に雪が解けていた。もう少し待てば良かったのに。
そんな訳で今日の一枚は カリメロじゃなくて、「雪をかぶった松ぼっくり」。もう一枚はこれが落ちていた現場近くの坂道。