カマキリの知恵

west2692009-12-20

今日の一枚はオオカマキリの卵。我が家の2階軒下にある花台のゼラニュウムに産卵していた。カマキリが高い所に卵を産む冬は大雪が降るという説もあるが、何故彼らにはそれが判るのだろう。
カマキリの種の起源は何時からなのか知らないけれど、日本でも約8700万年前の琥珀に閉じ込められたカマキリが発見されたという。最古の人間(ラミダス猿人)が440万年前に登場していたとしても、カマキリは凡そ20倍の時間を地球上で過ごしている訳だ。
大先輩だから、我々なんぞ比較にならないくらいに、豊富な経験に基づく知恵があっても不思議は無い。襟を正して「何故こんなところに」と問えば「おめえ、そんなこともわからねぇのかい?・・・・そりゃな、上に屋根があるからよ」などと教えてくれるかも知れない。
人類は文字や映像で情報や知識を蓄積してきた。それは、一見膨大ではあるけれど、狭い人間社会の中に限られた知見であって、世界の全てではない。自分達が思っているほど世界のことを把握している訳じゃない・・・・のかな。
そんな訳で、今日は数年ぶりに障子を張り替えた。下の写真は張り替える前の障子に映ったゼラニウムの影絵。