真冬の蚊帳吊

west2692010-02-18

我が家では春から冬にかけて蚊帳を吊っている。どういうわけか最近は彼らの出没する季節は夏だけに限らないのだ。真冬から春先の一時を除いて一年中活動している。それに網戸を閉めていても何処からともなく進入して来る。
蚊取り線香の臭いが苦手なので、対応策はサシの勝負しかない。調子の良い時は座頭市の如く羽音だけでしとめることが出来るが、基本的には死力、いや視力を尽くすしかない。だが敵も命は惜しい。多くの場合、電気を消した後の寝入り端を襲撃してくる。なかなか眠らせてくれない。だから蚊帳は安眠のための必需品なのだ。
そんな訳で今日の一枚は蚊帳みたいな外部足場のシート。
富士見高原の現場に行くと足場の外側にこんなものを吊って作業をしていた。何だか蚊帳に似ている。もっともこの場合、防ぐのは蚊ではなくて、風や雪なのだ。
建物の骨組みの外側に防風防湿対策の「タイベックシート」を張った。外壁の板を張り終わるまでの間、風除けにはブルーのビニールシートを下げている。それだけでは寒いので、足場のさらに外側に蚊帳に似たシートをかけて寒さを防いでいる。
この程度であってもおおいの内部の寒さは外より若干はマシなのだ。下の写真は被いの内側で外壁を張っているところ。

これが張り終わればもう少し過ごしやすくなる。塗装しなければならないが、周りは雪だらけで冷たい風が吹いてくる。「この寒さでは塗料も乾かない」ということで、外壁の塗装作業は暖かくなるまで待つことにした。