赤い壁

west2692008-11-04

今日の一枚は韮崎にある民家の庭先に咲くタンポポと越冬準備にいそしむミツバチ。

アルハンブラ宮殿の壁は夕日に赤く染まるので、赤い城といわれている。
フランシスコ・タルレガの「アルハンブラ宮殿の思い出」やイザークアルベニスの「朱色の塔」はアルハンブラ宮殿の印象を音楽にしたものといわれている。クラシックギターを弾いていた高校・大学時代にどんな建築なのかと思っていた。大学卒業後、運良く実物を見に行く機会があった。
観光案内の地図をもとに中に入る。庭は水と緑が多い。内部は白い大理石鍾乳洞のようだった。ムデハル様式といいイスラム様式とキリスト教建築が融合したものだという。
中は取り立てて「赤い城壁」の印象は無い。
しかし、夕暮れ近く宮殿の西側にある丘に登って眺めると煉瓦の城壁が夕日を受けて確かに赤く染まっていた。


さて、下の写真は「赤壁の家」。

アルハンブラ宮殿はもとより、三国志の古戦場 (レッドクリフ=赤壁)に便乗した訳ではない。
赤壁の家」と呼ぶのは内部に赤い壁を予定しているからだが、季節のためか、それとも塗料に赤味が混ざるためか外壁も夕日に赤く染まる。
足場が取れ、まだ緑が残る桃畑の中にニョッキリと赤い壁の家が姿を現した。