エコオフィス

west2692008-09-01

民家再生を手掛ける設計事務所らしく、以前は古い木造の長屋を借り改装して使っていたが、手狭になり今年の7月に鉄筋コンクリートの3階建てに引っ越した(右写真)。
周りの建物が低いので風通しがよく、夏でも午前中や曇りの日はエアコン無しでも過ごせる。それなら雨の日も涼しく過ごせるはずだが、実はこの建物には庇とか軒がない。四角いダンボールの箱に窓が開いているような形だ。窓の上に突起物が無いので、わずかでも風が吹くと雨が吹き込む。

先日も仕事に没頭し(?)、フト気がつけば、開けた窓から雨が吹き込み床は水浸し、慌てて皆で雑巾を持って駆けつけた。

外は涼しいのに、雨の日に窓を閉めて冷房とはなんと馬鹿げていることか。しかも寒いので上着まで着ている。何か変だ。

何で窓の上に庇が無いのだろう。

以前は「ビルとはこういうもの」とたいして疑問も感じなかった。庇のあるビルは少ないように思う。都会のおしゃれなビルなら窓の開かない建物も珍しく無い。超高層ビルの窓も安全のため開かない。

でもここは田舎でビルも低層だ。こんなことではいたずらに電気代がかかる。深刻だ。こうなったら、当社の得意技パッシブソーラーハウスのノウハウを生かして、この建物をエコオフィスにするしかない。