白い教会のスコップ

柳ジョージの「フェンスの向こうのアメリカ」という歌をご存知ですか？
今はどうか知らないけど、いずれのおほんときにか、横浜には米軍の住宅が並んでいる場所があって、白いフェンスの向こうに白い家が並んでいた。僕等が乗ったバスがそばを通ると、フェンスの向こうで外国人がこちらに向かって手を振っていた。こちらも手を振って応えた。その歌を聞いて、突然そのときの光景を思い出した。

横須賀の上町の裏通りにはこんな白い教会がある。建物は明治26年創建。メンソレータムのヴォリーズさんの弟子で横田末吉さんが設計したそうな。中に入ると女の人がオルガンで「アメージング＝グレイス」を弾いてくれた。創建当時から伝わる西川オルガンとのこと。音程が合っているような、いないような、デジタルな音楽に慣れた耳には新鮮な暖い音でした。

「今日の一枚」はゴシックアーチをかたどった床下換気口。こういうものを見つけるのが嬉しい。尚、スコップ売り場のマークでは有りません。念のため。