杉茸の季節

west2692008-10-02

今日の一枚は小屋裏(山梨では上二階=ワニケーと呼びます。実質3階部分です)から見た竹林の風景。煙で煤けた木材や茅が残る民家の屋根裏には縄文時代の住まいや竪穴住居の名残が残っているようだ。
民家の「欠点」と言われるものの一つに「暗い」というのがあるが、最近はこのような暗い洞窟的な一角も住まいにとっては魅力的な場所であると感じるようになってきた。小さな窓で限定的に切り取られた風景も新鮮だ。
かつてここは蚕を育てる場所だったが、これからは竹林に浮かぶ読書コーナとなる。

さて、秋はキノコの季節だ。道路沿いではキノコ売りの人を見かけるようになる。
土曜日から雨が降り続いている。ずっと降っている。これだけ湿気があるとキノコも育つのだろう。福々亭の庭にも大きなキノコが生えていた。


ひそかに杉茸と呼んでいる看板の覆い屋根。
福々亭の庭に何年も立て掛けてあった桧(桧)を柱にし、囲炉裏に使った栗材の余りを垂木にした。傘は杉皮。