トンネルカーブ

west2692008-10-11

「あるがまま」さんのご質問に答えて、今日は内部を見学できる地下セラーをご紹介します。

もっともこれはトンネルをワインセラーに転用したものなので、横穴セラーと呼んだ方が正確かもしれない。階段の登り降りがないので、地下に降りる実感が少ないが、トンネル中央部分まで行けば通常の地下セラーよりもずっと地下の深い所に行く事になる。

このトンネルは明治30年から35年にかけて建設され、平成9年まで使われていた。入り口は石積みのようだが、内部はイギリス式のレンガ積み。レンガはこの事務所の近くにある牛奥村で焼いたのだと言われている。
勝沼の街中で古いレンガの煙突やら、蔵や塀を見かけるのはそういう理由からだったんだなと最近になって納得した。同じレンガが先日の「龍憲セラー」にも使用されているとのこと。

場所は「勝沼ぶどう郷駅」の新宿よりにあるトンネル内。駅を出て全長約1400mの「大日影トンネル遊歩道」を抜けると「旧深沢トンネル=勝沼トンネルワインカーブ」に着く。歩いて1時間弱といったところ。

「大日影トンネル遊歩道」は薄暗くひんやりとして、地下の雰囲気を充分味わえる。トンネルカーブの方はワインセラーとして人気が高く、既に一杯でキャンセル待ち状態なのだそうな。出入り・見学・写真撮影は自由に出来ます。ただし機械の油にご用心。
写真撮影に夢中になり、後で気がついたらシャツが一枚汚れていた。

上の写真はそんな大日影トンネル内で取った一枚です。