高い所はやはり怖い

west2692008-10-27

今日の一枚は小田原の家上棟風景。覆面をしているのではなく青い養生シート。この向こうで仕事をしている。うそかまことか、一夜城の伝説の地小田原では完成するまで建物は見せないのだという。

9月6日に地鎮祭を行い、地盤改良・基礎工事を経てやっと上棟した。雨が続いていたので工程は遅れ気味だ。
現場に到着すると大工・とび職が10人ほど高い所に見える。上棟式に屋根がないんじゃ格好がつかないとばかり、昼休みもそこそこに慌しく働いていた。

建設地は小田原駅北西の高台にあり、敷地は道路から更に高い所にある。
2階建て建築の屋根面の高さは普通地面から6メートル位だが、ここの場合は道路が真下にあるので実質的には9メートル位に感じる。しかも、土ではなく固いアスファルトが控えている。落ちたらへこむのはこちらの方だろう。強い風で足場もグラグラとゆれている。高い所は比較的平気なつもりでいたが、今日はさすがに怖かった。

しかし、担当スタッフのM君は高い所が平気なのか、いつの間にか大工や監督と同じように、2階の小屋梁の上を歩いて作業を眺めたり、写真を撮ったりしていた。
そんなわけで今日の写真は2枚ともM君の撮影したもの。

ここは眺望が良い。遠く、どんよりした雲の下に見える水平線は太平洋。ブルーシートの上からチョッピリ小田原城天守閣も見える(これでは小さすぎて判らない?)。高台なので将来前方に眺望を妨げるように家が建つ可能性はほとんどない。