縄文集落

west2692008-11-07

今日の一枚は「股建ての家」。富山県五箇山の相倉にある。
合掌造りの屋根の部分だけで出来ていて壁が無い。こういった造りを 「天地根源造り」とも言うらしい。一説には最古の建築の作り方なのだという。
たしかにシンプルで作り方も簡単そうだ。なかなかいかめしい命名でもあり、原始的住居はこうなのだと納得しそうになる。

ところで、こんな説もある。竪穴住居みたいな最古の建物に使われた柱は円形に近い形で配置されていた。円形に木材を立てて中心でお互いを支えると下の写真みたいになる。

テッペンを縛ってこれに草や藁で屋根を掛ければ、下の写真のような簡単な住居が出来上がる。こんな感じで最初は家を建てたのではないかという。世界の民家を紹介する本にもそんなものがあったかもしれない。
人類初の住居だったらこちらの方が楽しいような気がする。
小田原の帰りに国道255号線沿いにそんな縄文集落を発見した(なんて)。

細いワラだけでも束にするとこのように自立する。もう少し大きければ人が一人くらいは入れそうだ。最初の住居を造った人々はこんな感じで集まって暮らしていたのかもしれない。