千年杉

west2692008-11-20

今日も階段。階段といえば、山岳地の神社やお寺の境内は石段を登った先にある。
古びて苔むした石段にはつい登りたくなる雰囲気があるが、多くの場合段数は半端じゃない。今日の一枚はそんな石段のゴール間際の風景。
増穂町の平林にある氷室神社は標高1000メートルの高さにある。そして石段は575段ある。
石段を登りきった所には眼下に山々を望み、背景に青い空のみえる神楽殿があって、運がよければ神楽の練習風景が見られるという。それを見てみたいと、知り合いと連れ立って登ってみた。最初は快調に進むが、575段の石段はやはり歯応え否、足応えがある。日頃の運動不足のせいか、さすがに息切れしながら階段を上った。
目的の神楽殿無人だったが、境内には樹齢1000年を越すといわれる杉の木が静かに立っていた。

さて、登ったのは良いが、疲れ果てて階段を降りる気力が出ないと同行の一人が言い出した。それならば迂回路の山道をゆっくり帰るしかないと相談していたら、軽トラックが通りかかり、「皆さん渋い趣味だね」と麓まで送ってくれた。