立春の前日

west2692009-02-03

今日は節分の日。我々の事務所にも近くの菅田神社から毎年豆を撒きにやってくる。だから今日は玄関ホールにあちこち小さな豆が転がっている。
塩山の町中では緑色の鬼(青鬼)が闊歩していた。彼は本来追われる立場だが、仲良く豆まきの人と歩いていた。平和な風景ではある。
そういえば以前正月には三河万歳のお爺さんが事務所にやって来た。普通に背広を着込んで歩いているのだが、目的地付近でやおらポケットから様々な布地を取り出し、頭巾やらチャンチャンコに仕立て上げ、恵比寿さんに変身して訪れるのだという。風変わりだがめでたいので毎年楽しみにしていた。「もう歳なんだから止めなさい」と家族に反対されていると笑っていたけど、数年前からぱったり来なくなった。今でも元気なんだろうか。

下の写真は増穂町昌福寺で行われている節分会の光景。

庫裏や書院の改修にあたっては年中行事も知っておく必要がある。仮設舞台の設置位置や資材のボリュウム、保管方法などの確認をスタッフのN君に依頼した。

彼の話では、「このお寺は『鬼は外』とは言わない。掛け声は『福は内』だけなのだ」とのこと。だから青鬼もみんなと一緒に豆を撒いている訳だ。そんな報告を聞きながら菅田神社の豆と昌福寺の豆をみんなで食べた。