ぼやきの龍

west2692009-02-04

今日の一枚は小田原の大銀杏の木。勝福寺というお寺の境内にあり、樹齢700年だとのこと。
小田原の現場に行くためには大井松田のインターから県道だか国道の255号線を小田原駅に向かって走らなければならない。この道は通行量が多く、たいした距離じゃないのにインターから現地まで30分くらいかかる。時間がもったいないので、試行錯誤の末、抜け道を発見した。15分は短縮できるようになった。
そんな訳で少し余裕が出来たので、抜け道の途中にあるお寺を覘いた。ここには入り口に朱塗りの仁王門があるので以前から気になっていたのだ。
由来書きを見ると、弓削道鏡の建立とある。小田原市の指定文化財である仁王門の他、数々の文化財を所有すると挙げられていた。古くて由緒があるだけに境内には役者が揃っている。道鏡さんの他には日蓮さんもいる。
お堂の前では髷を結った少年が手を合わせている。「なんだか二宮の金次郎に似てるな」と思ったら、本人だった。小学校以来、何度か顔を合わせるが薪を背負っていない姿を始めて見た。写真を撮り忘れたのでここにリンクする。
下の写真は青銅水鉢の龍。こちらも役者の1人。

水盤の向こうで澄ましているのは十一面観音。金属製なので重いだろう。江戸時代の生まれで300年前からこうやって水盤と一緒に彼を背中に載せている。「いいかげんくたびれたよ」とぼやいているようでもある。