竣工検査

west2692009-02-18

今日も小田原なのだ。
そんな訳で今日の一枚は「小田原の家」の対面式キッチン。
我々が普段仕事をしている山梨の山林地帯と違い、都会では建築基準法でいうところの竣工検査を受けなければならない。東京の日本住宅性能機構から検査官が来て、図面と建物を照合していった。昔は特定行政庁の職員が来ていたが、今はこうした民間会社に委託されている。
外観や間取りばかりではなく、内装の天井や壁に使った構造用合板や断熱材・エマルジョンペイントなどの成分表や、設計と同じ材料が間違いなく使われているか写真と出荷証明書などで確認する。室内に有害物質が使われていないことを確かめるためだが、そんなことよりそういう製品の製造・販売を中止した方が効果的だと思うのだが、なぜそうしないのだろうか。不思議な話ではある。
当然だが問題なく検査は終了して、めでたく検査済み証が発行される。

これで、法律的には完成したことになるが、まだまだ外構工事が残っている。タイル職人がアプローチの階段にタイルを貼っていた。土曜・日曜と暖かい日が続いたが、今日は冷たい風が吹いている。下の写真のように休み時間は擁壁の陰で風を凌いでいた。