お隣さん家

「小田原の家」の東側でも建築工事が進んでいる（今日の一枚）。昨日現場に行くと建て方が終わっていた。鉄筋コンクリートで出来た半地下室の上に木造2階建てが乗っかり、更に屋根裏部屋も有る。法律的には３階建てだが、床は４層ある。
こちらの建物はオーソドックスに2階建てにしたが、東側隣地に目いっぱい建てられた際のことを考えて採光用に中庭を設けておいた。隣家の建物が立ち上がって、朝日が入ることを期待して設置した窓の前は空いていることが判った。西側は調整区域かつ農業振興地域なので、家が建つ可能性は低い。先ずは日当たりが確保できて良かったなあと、そんなことを考えながら建物を眺めていたら、手前の路上で休憩していた隣家の大工達が笑ってこちらを見ていた。

「その家は４階建てだね」と聞いたら、「いやいや、2階建てに地下室と小屋裏があるんだよ」となんだか禅問答みたいな答えが返ってきた。

下の写真は４階建ての土蔵。
隅に見える黒いものは何年か前に火事になって焼け残った柱。

ここにも地下室と屋根裏がある。これを再生する。予算もさることながら、地下室つきの木造3階建て、しかも土壁というのは現在の法律ではかなりの難関だ。これをどうやって突破しようか。