夏風邪な1日

west2692010-08-03

今日の一枚は水車。水力発電所では高い所から水を落としこの脱色したヒマワリみたいな水車を回して発電する。ちなみに「ペルトン型」水車というのだそうだ。
一晩経ったが熱は下がらない。頭も喉も痛い。医者に行って薬をもらい、今日は事務所を休んでしまった。
家の周囲は夏草やら伸びた木の枝や葉っぱでボサボサだが、反面目隠しにもなる。家の前を通る人にはこちらは見えない。
我が家で一番風通しの良い部屋に蒲団を敷き、寝転がって金木犀の葉っぱの向こう側に見える空を見て過ごした。
しかし、今日はいつものように風が吹かない。
夕方ようやく風が出て、涼しくなりかけてホッとしたのもつかの間、目の前で草刈を始めた。
田んぼの向こう側にある駐車場で白いカボチャを作っているおじいさんだ。既に腰は曲っているがすこぶる元気だ。夏風邪をひいて寝込んだりなんぞしない。
彼も炎天下の作業を避けて、この時間を待っていたのだろう。勤勉な人なのだ。オートバイのエンジンに良く似た音で「ブイ−ン、チュインチュインチュイン」と暗くなるまで草刈は続くのだった。
下の写真は発電所の導水管。この中を500メートル上から水が落ちてきて先ほどの水車を回す。