ソーラーパン

west2692010-08-04

夏風邪の引鉄になったウォーキングの終点にはこんなものがあった。ソーラー・クッカーというもの。読んで字の如くというか、太陽熱利用調理器具なのだ。これでお湯を沸かしてパンを焼いていた。
湾曲した面の中央部の光が集まるところに練ったパンの元を置いてある。温度計は100度を指していたが、最適な温度は180度から220度くらいだとのこと。近くに手を入れてみたけれど余り熱さを感じない。これでほとんどの料理が可能だという。我々が必要とする熱エネルギーは案外小さいのだ。周りでウロウロしているうちにおよそ30分でソーラーパンが焼きあがった。素手で受け取ると、当たり前だが火傷するほど熱いのだった。
ところで、昔見たアニメの「風の谷のナウシカ」では世界を焼き尽くした「火の7日間」の後でも生き残ったもの同士が覇権を争っていた。そうした、困った人達はいつでもいる訳だ。
風の谷で平和に暮らしていた住人も巻き添えを食って、争いを続ける当事者の一人に言う。「あんた達は火を使いすぎる。そりゃ、わしらも少しは使うがね・・」。火は人々に恵みを与えるが、破滅をもたらしたりもするのだった。

こちらはソーラー・クッカーでお湯を沸かしている所。