意外な新事実

west2692010-11-04


今日の一枚は森鴎外の居宅。小倉で止まったホテルのすぐ近くにこれはあった。入り口の解説には「明治32年6月から35年3月まで」ここで過ごしたと書いてある。内部には当然のことながら座敷があって、障子の中央部にはガラスがはめ込んであった。見るとガラスは結霜ガラスじゃないか。大正期から昭和にかけて作られたガラスと聞いていたけれど、何故ここに使われているんだろうと、例によってインターネットで調べてみる。
国立科学博物館‐産業技術の歴史」というページがあってこう書いてあった。「製作(製造)年等:明治期から」。 
今まで結霜ガラスを使った建具はみんな大正後期から昭和初期のものだと思って、何度か書いたり、言いふらしてきたけれど、どうやら違ったらしい。
そんな訳でこちらは結霜ガラスの入った障子。