文化の日に「文化」を考える

west2692010-11-03

今日は文化の日
以前何かに書いてあった。「文化は特別なものじゃない。文化がなかったら、私たちはどうやって話が出来るのか」。言語や食事、冠婚葬祭やら、寄付やお返し、風俗習慣、なんやらかんやら・・。「田舎には文化が無い」などというのは間違っているというような趣旨だった。議論自体の妥当性はともかく、「どうやってしゃべるのか?」という理屈が面白かった。

今朝目を覚ますと、玄関先から呼ぶ声が聞こえる。近所のお寺の檀家さんで、3年前に屋根替え工事の寄付金を集めに来た人だった。このたび目出度く工事が完成したので、記念品を持ってきた訳だ。
包みを開くとお寺からの礼状が付いている。見るともう1通茶封筒に手紙が入っている。こちらは記念品を造った業者さんだ。こんなことが書いてあった。「記念品にお寺の紋を入れたんだけど、うっかり間違えちゃった。でも、お寺の意向は『廃棄、粗末なまねはするな』とのことなので、このままお受け取り下さいな・・」。
そこで写真は間違えたままの寺紋。確かに違うようだけど、なんとなく似ている。
もう一枚は屋根替え工事を行った仏殿。

ちなみにお寺の名前には富士山に向かうという意味がある。なかなか大らかなのだった。これも文化なんだね。