結構激烈

west2692011-03-01

今日の一枚は「酔心梅」。
甲府の手前に酒折という所がある。山の斜面に不老園と呼ばれる梅の花の名所があって、この季節は花見客で賑わう。これは20年ほど前にお土産に買ってきた。その時は小さな鉢植えだった。盆栽だから時々剪定すれば良いんだと思っていた。
だが、花が終わった後、伸びた枝のどこを切ったら良いか判らない。手をこまねいているうちに、父母のどちらかが業を煮やして鉢から出して地面に植えてしまった。その後何年も日の当たらないツバキやサツキの下で、人知れず過ごしてきた。この間、花も咲いていたのかどうか判らない。
苦節ン10年、1月に植木屋が来て庭木の手入れをしていった際に「酔心梅」の周囲をパチパチと切っていった。日の当たる場所に出たからなのか、2,3日前に見るとこんな風に花を咲かせていた。風流な名前だが、なかなか苦労人なのだ。

こちらは水仙

間もなく開化。この辺りはピンカマジョールが幅を利かせていたが、年末に大幅に縮小した。そんな隙を見計らって今年は水仙が元気だ。こんな狭い庭なのに、生きるための生存競争は結構激烈なのだった。