まだ時間はある

東京電力福島第一原発2号機も爆発しそうだという。
これは大変なことじゃないかと、ネットのニュースを検索すると、産業経済省原子力安全・保安院の広報官は「放射性物質の排出は限られている。放射線量は安定的に推移し、大きな変化はみられない」と述べたんだそうだ。
「え？？？」。この方々は先日のテレビでも何をしゃべっているのか解らなかった。あの時は耳が遠くなって聞き取れなくなったのかと思ったけれど、今度は活字になっても日本語が解らない。国語の授業をぼんやり受けていたのがまずかったか。もっと真面目にやっていれば良かったナ。
さて、今日の一枚は勝沼の旧田中銀行の前にあった「幟（のぼり）」。もうすぐ桃の花咲く季節なのだ。あんな詐欺みたいなニュースの後で眺めたせいか、遥か昔に観た映画を思い出してしまった。
「渚にて」という題名の外国映画。核戦争で世界が壊滅する。生き残った人々は戦争を免れた土地に集まるが、そこにも放射性物質に汚染された大気が近づいてくる。「まだ時間はある」と書かれた旗の下に人々が集まる。場面が変わり、同じ旗が無人の町に翻って終わった。
そんな訳でこちらは近くに集まったバス停達。彼らもこれからどこに行くつもりなのか。