森に迷う

west2692011-05-03

右の写真は「牡丹」。我が家の向かいの家に咲いている。
今日は北巨摩に出張。2006年に引き渡した→白州の家 の取材なのだ。山梨への移住を望む人向けの情報誌で、こちらの建築主に古民家再生のいきさつや、完成後の感想などを聞きたいとのこと。
久しぶりに行くので少し時間に余裕を持って出かけた。向こうに着いて時間があったら、描こうとスケッチブックもカバンに入れておいた。
一宮御坂から高速道路に乗る。甲府昭和まで来ると何と渋滞している。急いで高速を降りて20号線にでる。甲府から先はガラ空きなのだ。信号は常に青色表示しか見た記憶が無い。高速道路を使うまでもない。
暫く走って気が付いた。何時もなら、フロントガラスの前もバックミラーの中も景色しか見えないのに、今日は自動車がずらりと映っている。震災で自粛するのも耐え切れなくなったのか、今年も人出は多いようだ。当然のことだが、制限時速で行儀良く走っている。信号だって色が変わるようになった。時計がだんだん気になってきた。
目的地はサントリーの工場を過ぎてすぐ右の森に入った所にある。しかし、何だか様子が変だ。道が増えて、森が開けて、見慣れぬ人家やら工場が増えている。気のせいか道路だって広くなっているような気がする。はたしてこの道だったかな、道に迷ったかな、と不安に思いつつ走ると見覚えのあるイノシシ除けのフェンスが見えた。結局約束の時間に到着。相手はすでに待っていた。そんな訳でこちらは久しぶりの白州の家。