最小限の工夫

west2692011-10-07

今日の一枚は「チェアレス」。ギャラリー間のアレハンドロ・アラベナ展で見たもの。
これを頭から被って、背中に回して、胡坐を組んだ膝に引っ掛けると座る為の道具になる。
パラグアイという所の住民の道具をヒントに創ったものだという。
最小限の工夫で、椅子と同じ効果が得られる訳だ。

さて、3日ぶりに事務所に出ると2階の厨房排水が詰まって、水が流れなくなっていた。
以前も同じようなことがあったので、金属をバネ状に加工したパイプ掃除用のワイヤーを引っ張り出して、排水溝にグイグイと突っ込んだ。弾力性があるから曲がりくねった配管経路の中もスルスルと入る。一件落着、のはずだった。1メートル入って、コツンと止まって動かない。先端に柔軟性が無いのかな?向きを入れ替えてもう一度やったけど、駄目。流れたものが石のように固まるなんてあるのだろうか。それとも何か方法に間違いがあるのかな・・・・・。息を整えて何度か挑戦したけれど、やはり駄目なのだ。
SOSでやって来たD設備によれば、排水管内部の鉄錆びが成長して管内を塞いでしまったのだとのこと。築40年経っているのだから無理もないか・・・。
排水管復帰を断念して、新たな配管を設けることにした。
そんな訳でこちらは工事の為に天井をはがしたところ。茶色い配管が40年前のもの。