乳母車

west2692011-10-13

今日は古材の確認。解体した建物の柱や梁を諏訪の工務店S氏に預かってもらった。設計が終わって、工事の契約も取り交わしてから解体に着手するのが何時ものやり方なのだが、都心の土地ではそうのんびりもしていられない。文字通り「時は金なり」なのだ。
仕方なく解体途中で材料に目星をつけて、測った寸法を基に設計を考え直した。今度は計画通りの素材がこの山の中に存在するのかどうか確認しなければならない。
確認を終えて、「形になった所を早く見たいですね」と出口に向かう。途中、こんなものがあった。

絵画や古写真の中でなら見たような気のする乳母車。長野県でも草分け的な銀行の創始者の家を解体移築することになて、その際、家の中から出てきたもの。どうするつもりと訊ねたら「とりあえずとっておけ」という事なのでとりあえず取ってあるのだと返事が返ってきた。