赤とんぼのとまらせ方

west2692008-10-25

今日の一枚は六郷町の木橋(10月23日参照)の近くにいたとんぼ。
赤とんぼが飛んでいたら、人差し指を立てじっとしていると指の先にとまることがある。急な話で信じられないかもしれないけど、本当です。興味のある方は試してみてください。

さて、そんなくらいだから赤とんぼはかなり警戒心が薄い。これはデジカメを接写モードに切り替えて、10cm近くまで接近して撮影した一枚。この後、首というか目玉をぎょろりと45度くらい回転させこっちを見て、「暇人だなあ」といった表情を残して飛び去った。

しかし、とんぼに馬鹿にされるほど暇ではない。この後、白根町の打ち合わせ先まで大急ぎで向かったが、昼休みの時間がなくなってしまい、コンビニの豪華版350円のスパゲッティーを大慌てで流し込んだ。

下の写真は打ち合わせの帰り道、覗いた工事現場。明治時代に建てられた洋館建築を甲府駅の北口に移築するのだという。

これはその基礎工事。昔の切り石で出来た基礎をどのように補強するのか興味があったが、工事関係者ではないので、敷地内には入れない。近くの歩道橋の上から見学した。
コンクリートの基礎の上に昔の基礎だった御影石を並べて、隣にずらりと並んでいる鉄筋とどうにか緊結するようだが遠くて良く判らない。

ちなみにこの洋館は睦沢学校といってつい最近まで、武田神社の中にあった。修理を要するほど傷んでいるようには思えなかった。再開発における観光の目玉に引っ張り出されたのだろう。気の毒な話だ。

明治8年の建築だから人間でいえば130歳を超え、骨はかなり脆くなっているはず。誤解かもしれないが、こんな風にコンクリートと一体化するというのは、おじいちゃんに筋肉トレーニングを強要するような補強に思えなくもない。何故今までの場所でそっとしておいてやらなかったのだろう。