鯉の目刺

west2692009-04-25

今日の一枚も昨日の鯉のぼりです。鯉の目刺とも言うが、中身が無いのでこれは食べられない。
今日は建替え診断の判定会。一体何のことなのかと疑問に感じたので以下にまとめる。
3年前にある体育館の耐震診断をした。「大地震で容易に倒壊する恐れあり」との診断結果が出た。そんなんじゃ危ないじゃないかと、建替えることになる。今年になり、新しい体育館の設計図も出来て(残念ながら当社の設計ではないが)いよいよ工事が始まる矢先に待ったがかかる。
建て替えを行うについては「いろいろと『補強の可能性』を検討した結果、致し方なく『建て替え』せざるを得ない」といった形にしなさいとのこと。
ちなみに「壊して建替える」と決めたのはお役所の判断で、こっちじゃないんだけど。

補強の方法が無いのは明らかだが、仕方が無いので「あーでもない、こーでもない」と説明の文書を作成した。すると、「誰か権威のある第三者に見てもらえ」ときた。そんな訳で今日は構造の学者に来てもらい「どのように検討しても補強は不可能であることの確認」を行った。
同じような案件が多数あるので3時間近く待たされたが、説明は30分で終わった。当たり前だが予想通りの結論が出た。「駄目だねこれは(補強できない)」である。まだるっこい話ではある。
それにしても建てて40年で駄目になる建物の構造計算ってどうなっているんだろうか。
前回の調査からすでに、3年経っているがいまだ地震は来ないし、体育館も建っている。
下の写真は鯉の足元に咲いていた三色スミレ