谷間を泳ぐ鯉のぼり

west2692009-04-24

今日の一枚は鯉のぼり。
これは須玉インターを降りて国道141号線清里方面に向かい、高根町の長沢というところにある道の駅の風景。
昔はこの沢筋には溢れるくらい水が流れていたが、上流にダムを建設して以来、水が減り魚はいなくなってしまった。代わりに地元の人々が河川敷に綱を掛け渡して鯉を流すと、次第に増えて今では谷間を埋め尽くすほどになったという????!

さて、今日はスタッフ3人と、長野県へ民家の調査に出かけた。敷地や主屋の実測を彼らに任せ、離れの蔵を1人で担当した。蔵は小さいから1人で充分。「30分で終わらせる」と大見得を切ったが、案外難物で2時間近くかかってしまった。
下の写真はそのお蔵。

ご覧の様に窓がとても小さい。中の実測は奥の暗がりで寸法を測り、この窓の所まで戻ってきて、外光を頼りに図を描かなければならない。行ったり来たりで時間がかかってしまった。
外の実測を始めたら、冷たい風が吹き出した。紙がパラパラめくれて描き難い。建物の高さを測るときは長い計測ポールを使う。両手を使わなければならない。仕方なく紙を地面や手近な台の上に置かなければならないが、風で飛んで行ってしまう。
見込みが甘いというのか、過去の幸運なケースを基準にするからこういったことになる。そうそう物事は都合よく行かないのは周知の通り。今日は反省の一日なのだった。
そんな訳でついでにもう一枚。
実測が終わり帰りがけに見つけた近所の火の見櫓です。

火の見櫓にもマニアがいて、こんなサイトがあります。以前もどこかで紹介したような気がするけど、興味のある方はこちらをどうぞ。→火の見櫓