大工のAさん

west2692009-04-30

今日は1週間ぶりに南アルプスの現場。
昨年の12月にはじめた再生工事もどうやら終わりに近づいた。気が付くと桜の季節も過ぎて既にゴールデンウィークに入ってしまった。玄関先の藤の花ももう終わりかけていた(今日の一枚)。「歳月人を待たず」というけれど、時間が経つのは本当に早い。

この現場に来る時は、いつも南アルプスや八ケ岳からの冷たい風で寒い思いをしたけれど、今日は暖かい。
さて、連休なので来客があるとのこと、しかしこのままでは泊まれない。そんな訳で未完成な建物にとりえず畳と建具を取り付けることにした。明日は建具が入る。
下の一枚は面倒見の良い大工のAさんが緊急に畳を敷いているところ。今日は畳職人をやっていた。

再生前の建物は歪んでいた。歪んだ建物にあわせて畳を入れてあるから、再生して歪みを直すと、今度は寸法が合わない。ある部屋は隙間が空き、ある部屋は窮屈で入らなくなっている。畳は柔らかい建材だけど、寸法が違っていたらそう簡単には入らない。この後、本職の畳職人がやって来て調整のための寸法を測っていた。