睡蓮の日

west2692009-05-26

今日の写真は龍ヶ崎の家の池で咲きかけていた睡蓮。遠くまで帰らなければならないので花が開くところを見ることができないのが残念だった。
民家の移築再生工事では既存民家の解体・移築の費用が鍵となる。今日は工務店とその件で打ち合わせをした。再生工事の費用算出は難しい。専門職とはいえ、ぱっと見て費用が判るはずも無い。手始めに工事の概要と図面の説明、予定工期の説明した。社長さんは図面を持ち帰り、中身を頭に入れてから、あらためて職人を引き連れてくることになった。
工務店の社長が帰ってから、今回は建具の調査を行った。古民家の雰囲気を左右する大きな要素のひとつに建具がある。多少の傷みや歪みがあっても極力オリジナルな建具を使いたいのだ。
新築であれば造作が完了してから、寸法を測り建具の制作に入るが、古民家再生は順番が反対で、建具の寸法を測っておいてから造作を造っておかなければない。
そんな訳で再利用する建具はそれぞれの寸法・仕上げ・本数・傷み具合などを調査しておくことになる。
下の写真はそんな建具の1つだが、実はこれ反対側である。押入れの天袋の裏側なのだ。

うっすらと黒く見えるのが墨書きの文書。これが噂の襖の下張りだ。残念ながら何とかいてあるのか文字は読めない。