野生動物に於ける肖像権問題について

west2692009-05-31

今日の一枚はお猿さん。中軽井沢の別荘分譲地のど真ん中で、家族揃って食事をしていた。
「軽井沢のアトリエ」の玄関を手直しする相談を受けた。計画を立てるにあたり、現状を確認しなければならない。実測のためにコンベックス(巻尺)とスケッチブック、カメラを持って出かけた。
久しぶりの現地は木々も大きく育った上に、夏も近いので葉が生い茂っている。見通しが悪い。建物も何軒か建て変わっている。新しい家も増えた。そんな訳で「確かこっちだったよなあ」という具合に道を思い出しながら車を走らせる。
「猿が居る」と相棒に言われて良く見ると、本当だ。猿が居る。10メートルと離れていない。車を停めて、カメラを持って近づくと、向こうも近づいてきた。以前、飛騨の山道で出会った猿はささっと逃げて行ったけど、こいつはカメラを向けると一歩前進して、なにやら口を動かしていた。軽井沢に住むだけあって、すれているのか。肖像権を主張していたのかも知れない。襲われるといけないので、早々に失礼した。
下の写真はセゾン美術館前の植え込み。

美術館で立て看板を見ると、何か曰くのものがあるのかと思う。野外彫刻でもあるのかと近づいてみる。植栽の説明だった、美術館に植えてあると何だかとても良いものに見える。名前も「ビンカ・マジョール」とスマートな呼び名だ。
しかし、何だか見たことがある。そう、これは我が家の庭にも生えているツル科の植物だった。いつの間にか我が家の庭に住みつき、採っても採っても伸びて、今では庭中にびっしりはびこっている。油断すると歩く所も残らない。毎年夏の週末はこいつとの格闘の日々なのだ。わざわざ植えていて、しかも名札までついているとは。確かに青紫色の花が咲いて綺麗ではある。うーん、これからどうしようか。考えてしまった