二代目図書館の運命

west2692009-06-23

今日の写真は龍ヶ崎の家にあったステンドグラス。
1Q84」という小説が売れているのだそうだ。書店では品切れ状態だとか。成る程。それくらいならまずもって、絶版になることはなかろう。気長に構えることにする。開いていない本や読みかけの本も我が家にはまだまだあるし、買ってもすぐには読むことはできない。
大した数じゃないけど、今まで買い貯めた本だって、生きているうちに読みきれるんだろうか。
さて、「1Q84」の作者である村上春樹氏の「海辺のカフカ」には甲村図書館という架空の図書館が登場する。古い屋敷を利用したなかなか魅力的な場所として描かれている。ところで、最初に読んだときは勝手に洋館を想像していたけど、読み返したらどうやら日本家屋も混じっているらしい。我ながらいい加減なものだが、いずれにしても古い建物は図書館に良つかわしいと思う。

今日も山梨県庁の第一南別館についての続きです。

第一南別館は山梨県で最初の近代図書館で、現在の図書館は2代目なのだ。駅の近くにあって甲府市内で時間を潰すにはなかなか良い場所だったが、どうやら手狭だという噂を聞いた。その後暫くしたら、駅の北口で新らしい県立図書館の計画が始まった。そちらが出来たらこの2代目図書館はどうなるんだろう。
「手狭」「耐震に不安」「サービス向上のため」とかいってまた壊すんだろうか。

中学生の頃通った図書館は明治時代の学校を移築したものだった。高校の受験勉強の為に通ったが、実際は脱線して勉強とは無関係な本ばかり読んでいた。
当時の本の題名も作者もほとんど忘れてしまったけれど、木造建物と古い蔵書のかび臭い空気と雰囲気は嗅覚が覚えている。

伊豆の韮山にある江川家住宅。