夏を乗り切る力

west2692009-07-30

今日は1日事務所で過ごした。昨日は毛虫に刺されて大騒ぎだったが、今日は痛みと腫れは残るが、鉛筆は持てる。現場もないし、電話も掛かってこない。スタッフも質問してこない。そんな訳で描きかけの透視図を仕上げることにした。
今回は建物だけじゃなくて外構の計画もしているのだ。図面上の敷地部分に植栽を書き込む。サツキ・カナメモチ・ライラック・バラ・アメリハナミズキジンチョウゲ・コブシ・キンモクセイオオムラサキなど等。同じような図柄だが、一応意識はして描いているのだ。卓越風の通り道に植栽を植えて気化熱で涼風に変える。植栽は緑のカーテンだ。エアコンに頼らない家作りなのだ。散水栓を設けて芝生に水も撒くぞ・・・。昨日は空も晴れていて暑かった。手も腫れて熱かった。涼しくなるようについつい緑が増えてゆく・・・。そんな調子で昨日の絵はジャングルみたいになってしまった。今日はエアコンを効かせて涼しい気持ちで再挑戦した。おかげで庭も少しは涼しげになった。
下の写真は京都の上鴨神社。

正面から見ると砂利敷きの境内に社殿が並んでいる。正直夏は暑苦しい眺めではある。だが裏に回るとこんな水路が流れていた。周辺の家々はここから流れ出る水路を渡って敷地内にはいる。水面を渡った風が家の中を通り抜ける。これも夏を乗り切る工夫の1つなのだろう。