世界の真ん中

west2692009-08-04

今日は軽井沢と佐久に出張。N君の運転はとても素早い。毎朝遠くから通ってくるだけのことはある。軽井沢には予定よりずっと早く着き用事も済ませてしまった。
そんな訳で旧軽井沢まで足を伸ばし、以前偶然発見した建築を再度見学することにした。平日だというのに人が多い。観光バスで乗り付けた団体客まで歩いている。木々の緑もワサワサ伸びて視界を妨げている。お目当ての建物は木立に隠れて全く見ることができない。
諦めて佐久に向かうことにした。いつもなら1時間近く要する距離を30分程度で着いてしまった。昼飯にしようとラーメン屋の前に行くと準備中とあった。
「ならば」と近くにある中込学校に行った。いつも忙しなく見るばかりだから、たまにはじっくり観察するのも良いだろう。
運良く、今日は太鼓楼が開いていた。太鼓楼とは「今日の一枚」の屋根の上に見える展望台みたいな奴です。かつてはここでチャイム代わりに太鼓をドンドン鳴らして時を知らせたという。いつもは安全のために鍵を掛けて入れないようになっているが、今日は良いんだそうだ。きっと暑さのせいだ。
上ると見晴らしがとても良い。街並みの向こうに山が見える。区別はつかないが、ここからは浅間山・離れ山・甲武信岳、それに富士山だって見えるらしい。
天井を見ると四方八方へと放射状に広がった線が描かれている。線の先端には世界の様々な地名が書いてあった。サンフランシスコ・セントルイス・ニューヨーク・ブエノスアイレス。確かにここは世界の真ん中なのだ。山や雲が無ければ、その先に見えるような気がしてきた。
そんな風に眺めていたら甲府と富士山を発見した。