キリストの盆休み

west2692009-08-13

今日の一枚は銭湯。「鶴の湯」と言う。
今日は有楽町に出かけた。2,3時間は要すると思われた用件は30分程度で終わってしまった。
そんな訳で、予てから隙を見て見学しようと考えていた建物を見に行くことにする。
三軒茶屋世田谷線に乗る。切符売り場がないので質問すると、「そこに140円入れろ」という。改札のゲートにコインの投入口があった。お金を入れても、切符は出ない。戸惑っていると「それで大丈夫だ」とのこと。確かにこれなら、切符を無くすことはない。しかし、改札近くでつい切符を探してしまった(ちなみに改札口はなかった。合理的かも)。
松蔭神社前で降りて、住宅地を歩いた。ふと見ると、洗面器を持った人が炎天下を向こうから歩いてくる。「何故あんなものを?」と思いながらすれ違って暫く行くと、銭湯があった。銭湯帰りだったんだ。懐かしい佇まいではある。汗だくで歩いているので、心引かれる。見ると入り口脇に「手ぶらでも入れます」とあった。それはそうだ。荷物を持って風呂に入る人はいない。着替えがないので諦めることにして、先を急いだ。

目指す建物はあっけなく見つかった。銭湯の先を左に1回、携帯電話で会話中のパジャマ姿の男性がいる辻を右に曲ると無言で建っていた。いきなり道路に面してドアがある。あけようとすると鍵が掛かっていた。そうか夏休みか。日本では教会もお盆休みをとるらしい。
下の写真は目的地の東京聖十字教会。アントニン・レーモンドの設計。