連載第365回目

west2692009-08-27

ブログを始めて今日で丁度1年。ちゃんと続けられるのかどうか心配だったけど、365日間1日も休まず続けられた。風邪で寝込むことも無かった。運さえ良ければ何とかなるものだ。
そんな訳で記念すべき365日目の1枚は「桃介橋の主塔」。このブログの最初の1枚は造船のための「浦賀ドック」だったが、今回は発電所建設の資材運搬のために設けられた橋。どちらも建築というよりは土木や産業遺産の世界に近い。もっとも、大学に入るまでは建築の学校を出たら橋の設計もすると思っていたから、個人的には違和感はない。

さて、この橋は木曽福島から19号線を馬籠宿に向かう途中にある。助手席のA氏が地図(カーナビは無い)を見ながら「この辺りにあるんだよなあ」とさかんに呟いていた。「どんな橋ですか」と訊ねたら、「吊橋」という。昔、家の近くにあった木造の簡易な吊橋を思い浮かべて、谷間の川幅の狭い辺りばかり探した。平野部に出ると、いきなり目の前にあった。見下ろすつもりが、いつの間にかこちらが見上げる形になっている。
先を急がなければならないが、吊橋を見ると何故か無性に渡りたくなる。車を路肩に止めると、みんながカメラを取り出す。そんな訳で、木曽川の対岸に渡り撮影したのが下の写真。