伊那の金次郎

west2692009-08-28

今日は宮光園の「出来高検査」。工事費用の中間金を支払うために出来高を検査員が確認する作業だ。現場事務所で書類と写真の検査をした後で、現場を視察して検査員は帰っていた。
一段落してから、足元を見ると「根石(8月24日)」の上に基礎石が並べてあった。→今日の一枚。元の場所に同じ石を戻しただけだが、何となくキッチリしたように見える。監督が据付けた石の高さを測った資料を見せてくれた。誤差は15㎜前後あるが、凸凹した石の上面をすべからく平らにできる訳が無いので、「結構正確になったじゃないか」と思う。しかし、現場監督はそうはいかない。石の上に土台を水平に据える方法をどうやって大工に指示するのか、しきりに気にしていた。

そんな訳で、下の写真は二宮金次郎が描かれた襖。

長野県は伊那市の有るお茶屋さんの座敷で見かけた。以前も書いたような気がするけど、「二宮君が背負っているのは薪じゃなくて、柴です」と教えてもらったことがある。確かに柴を背負っている。こうして、本人確認が出来る訳だ。
彼は名前の通りの堅物で、石のような人物とばかり思っていたけれど、こんな風に柔らかい人物でも有ったらしい。