朝の体操

west2692009-09-17

妻籠宿の馬籠宿側のはずれにはこんなものがあった。木版に墨書きで『妻籠発電所』と書いてある。木造家屋の中に紛れ込んだ一見レトロなオフィスビル。だが、この中には水力発電の装置が入っているらしい。
昔住んでいた家の近所にあった発電所は木造の板張りの建物だった。中には大きなカタツムリのお化けみたいな機械(ペルトン水車とかいうやつかも知れない)が置いてあったのを覚えている。発電所は崖下にあって崖の上にある池から落とした水でその機械を回していた。そのためか発電所の中はいつでもゴーゴー音がしていた。
机が1つ置いてあって、近くにはメーターやら、赤やら青の点滅するランプがずらりと並んでいた。手を伸ばせば簡単に操作できるようになっていたが、もちろんそんな悪戯はしない。父親の職場だったからなのか、おおらかな時代だったのか、当時は発電所の中に自由に入れたが、ここは塀で囲まれて容易には入れない。
これは発電所の敷地内にあった機械たち。

一体何なのかサッパリ判らないが、丸みを帯びていて、どこと無く親しげな感じがする。
正体を知りたいが、周りはフェンスで囲まれて中には入れない。そんな訳で、レンズをズームいっぱいにして撮影した。朝早い時間なので、就業前のラジオ体操でもしているんだろう。揃って両手を上げていた。