発電所な日々覚書

west2692009-09-18

今日は昨日の二番煎じ。妻籠発電所の近くにある読書発電所。これは福沢桃介という人の関係した発電所。ちなみにこれは8月27日の「桃介橋」と並んで重要文化財なのだそうな。
こちらも昨日の妻籠発電所と同じように近代的な建物だ。親父の働いていた木造の小屋みたいな発電所と比べると随分イメージが違う。もっとも、近代日本の経済を支える産業施設なんだから、このくらいの建物であってもおかしくは無い。自分のイメージの方が牧歌的に過ぎるんだろう。
さて、水力発電所は高い所から水を落としてタービンを回して発電する。写真の建物の裏側にある3本の太い鋼管がその為の導水管だと思う。水は同じ河川の上流からバイパスを作って分水し、落差が充分出来たところで落とす訳だ。
昔遊んだ鼓川発電所の導水管入り口には溜めますがあって、枯葉や木の枝などの異物が混入しないように格子状のフィルターが付いていた。そこには、時々鮎や虹鱒(?)が迷い込んでくることがある。行き先を見失って導水管の入り口付近をウロウロしている。棒切れを持って待ち構えていて、浮かび上がってくる奴の頭をポカリとやると、気絶して格子に引っかかる。それを焼いて食べたけど、あまり美味くは無かった。今思うと可愛そうな事をしたなあ。
下の写真は読書発電所の道路向かいにあった小さな発電所。このくらいの大きさの方が親近感が涌く。

読書発電所にそっくりだったので、施設の一部かと思ったら、こちらには蘭川発電所と書いてあった。