雨男の瓦屋

west2692009-09-30

今日で9月も終わり。自宅の柿が赤くなっていた。今年は随分早いじゃないかと思いつつも早速頂こうと採ってみた。手に取るとグニャリと柔らかい。熟したというよりも腐ってしまったという感じ。これは食べられない。ふと足元を見ると、同じように赤くなった実が幾つか落ちていた。
再生工事中の「韮崎の家」に行くと、ここの柿の実もまだ小さいのに、赤くなってぽとぽと落ちている。建築主のKさんも「いつもと様子が違う。気候が暖かくなってきているのが、原因じゃないか」と話していた。
さて、「韮崎の家」は急遽屋根瓦の葺き替えを行うことになった。既存の瓦を取り外し、野地板を補修してルーフィングを張った。いよいよ瓦職人が瓦を並べ出すと、雨が降ってきた。当然だが、雨が降れば屋根の仕事は出来ない。現場監督は「彼の出番になると雨が降るんだよなあ」とぼやいていた。
農作物であれ、建築であれ、人の営みが上手く行くのも行かないのも、「お天気次第」なのだ。
今日の写真は「韮崎の家」主屋の北側にある蔵の風景。工事前と何も変わっちゃいないように見える。これでも、屋根を葺き替え、軒先と庇を直し、建具も直しているですけどね・・・・。
主屋の工事は現在こんな感じ。

先はとても長いのだ。