教会乱入の日

今日の一枚は「アルバン教会」。東京は神谷町にある。
ある晩、じゃなかったある日、地図を頼りに探し当てたら東京タワーのすぐ近くにあった。神谷町には学生時代アルバイトに行った設備設計事務所があった。そこからは夜はライトアップした東京タワーが窓から正面に見えていた。目的の建物は毎日のように歩いた通りのすぐ近くにあったのだ。
当時は東京に出てきたばかりの田舎者だから、駅と事務所の間を往復するのがやっとだった。いつもの通りからほんの数十メートル外れたらこんな場所があったんだ。何十年も経ってから気がつくとは、うかつな話ではある。
下の写真は教会の内部。外はとても暑かったが室内はひんやりと涼しい、適度に明るいし、人気も無い。腕はともかく、撮影には最適な条件が揃っていた。
撮影ポイントの暗がりに三脚を立ててから、若い女性がすぐ近くにいることに気が付いた。片隅で休んでいたのか、礼拝中だったのか、いずれにせよ突然の乱入に驚いたのだろう。慌てて、出て行ってしまった。申し訳ないことをしました。
下の写真はそんな申し訳ない1枚。