チャンスを逃すな

west2692009-11-27

今日の一枚は「干し柿」。毎度みたいな写真だけど、今の塩山は干し柿の季節なのだ。出かける際にカメラを持とうかどうか迷った。いつもカバンに入れているけど、今日は契約書を持ってゆかなきゃならない。無理矢理入れて皺になるのも困る。薄型のカメラも事務所にはあるけれど、こっちはスタッフが使うかも知れない。しばし、迷った挙句、持たずに出かけることにした。契約書を渡した後で甘草屋敷に立ち寄ると、こんな具合に干し柿を作っていた。光がとてもきれいだった。やはりもって来るべきだったと思いながら携帯電話で撮影した。やはり画像が荒いのだ。失敗したなあ。

「ゼンリツセンガン」で入院したアラーキーはベッドの中でもカメラを手放さなかったという。曰く、「写真家がカメラを持っていないと、パンツをはいていないみたいだ」なんだそうだ。同じ風景は続いていても、同じ光と空気は二度と来ない。油断するとシャッターチャンスを逃してしまう。
新聞に紹介されていた天才アラーキーの写真はベッドから見上げた看護婦さん、そして病室からみえた東京の空だった。
下の写真はそんな帰り道の風景。これも携帯電話・・・・・。