写真削除の顛末

west2692009-12-01

今日の一枚は「霜」。朝日が昇ればすぐに消えてしまう。なんとも儚い。かろうじてデジタルカメラで撮影され、電子化された情報として処理され、画像としてこうして再現される。しかし、実態はどこにも残らない。
龍ヶ崎で更地を撮影した一連の写真を消してしまった。パソコンの画面で見ることが出来たので、油断して削除ボタンを押したらしい。しかし、気がついたらどこにも保存はしていなかった。
フィルムやプリントなら実態のある「物」だから目の前から去っても、この世のどこかに存在している訳だ。いずれ見つかる可能性が残されている。しかし、デジカメの場合は電子データーだから、消えたら元には戻らない。
大量のデーターも消えるときはあっという間だ。ピピッという電子音と共に消えうせてしまった。
そんな訳で、下の写真は近所の公園で見かけた猫。

撮影は2003年12月21日とある。野良猫の寿命は短い。こうしてモニターの表面に映像だけが残る。