お面丸瓦

west2692009-12-24

今日の一枚は瓦屋根の下り棟にも使う丸瓦。古くはお面にも使われていたという。(本当?)
この顔はどうしたのかと聞くと、目玉の所から銅線を出して眉のところに引っ掛けて固定するのだという答えが返ってきた。何となく想像は付くが、どんな風に留めるのか実際の仕事を見てみたい。
今日は午後から図面の打ち合わせ。スタッフからの質疑に対する応答と中身のチェック。その間に電話の応答が数本。13時30分から22時30時までほぼノンストップでやってしまった。昨日に引き続き宮光園に行って、棟瓦の「輪違い」の施工に立会いたいと思っていたのだけど、気が付けば防災無線「夕焼け小焼け」 を流していた。年末は本当に慌しい。土葺き屋根の天辺の仕事はどんな様子なのか見たかった。残念だなあ。
こちらの無念な気配を察したのか、現場監督が気を効かせて「輪違い」の施工写真を送ってくれた。下の写真。

因みに、半円形の瓦の下に並べてある灰色の物体は「ねずみしっくい」というんだそうだ。「モルタルなんかじゃないぞ」という証拠に、見本の写真も送られてきた。