笑う門松

west2692010-01-03

今日は高根町清里の温泉に行った。といっても、正月だからお風呂にゆっくり浸かってくつろごうという訳じゃない。昨年遣り残した用件を片付けなければならない。残念ながら午前中でとんぼ返りだ。
高速道路を須玉で降りて暫く走ると雪が舞いだした。太陽は出ていたので、いわゆる風花という現象だ。しかし目的地に近づくにつれ、空もだんだん曇ってきた。このまま本格的に雪が積もると午前中に家には戻れない。「こんなことならタオルと石けんをもってくるべきだった」と思っても既に遅い。
牧場が近いせいか温泉の駐車場入り口にはこんな馬達がいた。今日の一枚。「何処の馬の骨」という言い回しがあるが、これは「骨ばかりの馬」。
アニメの「千と千尋の神隠し」で、昼間は人の気配の無い歓楽街が夜の訪れと共に次々と明かりが灯り、活気を呈してゆくシーンがあった。ところが、通りをやって来るのは見慣れない神様(?)ばかり。そこには人らしき影はあっても顔のある人間はいない。しかし、この馬達は神様と違って夜が来ても走りだすことはない。前脚を上げた姿勢のままずっと過ごしてゆく訳だ。
さて、温泉の玄関口には正月らしく門松があった。なかなか愛想がいいのだ。みるとこんな風に笑っていた。

笑う門松には福来る。