春夏秋冬

west2692010-01-04

今日の一枚は「庭の花」。枯れた草やら落ち葉に混じって、こんな花が咲いていた。
確か「ビンカ・マジョ−ル」とかいった。
夏は花壇いっぱいにはびこる厄介な植物だ。この寒空に咲くくらいだから、たいした生命力ではある。景気低迷の時代を生きる設計事務所も見習ったほうが良いかも知れない。事務所も改名しようかな。
さて、「青龍・朱雀・白虎・玄武」という言葉がある。あらためて調べたことは無いが、遠い昔、ある易者から聞いた話によれば、これらは易の基本概念で、それぞれ季節と方位に対応しているのだという。
方位に関する記憶は怪しいが、季節は覚えている。青は春。朱は夏。白は秋。黒は冬を指すのだそうだ。「青春。朱夏。白秋。玄冬というだろう?」と彼は言った。「成る程、でも玄冬という言葉は知らない」と応えると、「素人(しろうと)に対して玄人(くろうと)と呼ぶ言い方があるじゃないか。玄(げん)とはクロを意味する。冬は枯れ草と黒土ばかりになるからそう呼ぶ。冬は生命が消えて、春に再び生まれ変わる。このように世界は循環してゆく。これは変わらない法則なのだ。そこから我々は人々の運勢を知る」。そんな説明だった。
下の写真は我が家の前の田んぼ。

稲刈りの後もこんな風に青い草が生えてきて、ちっとも玄冬にならない。本当に春はやってくるのだろうか?