第三の人生

west2692010-01-13

今日の一枚は雪景色。韮崎の家にある土蔵の窓から見える風景。暖かい部屋から雪景色を見るのは好きだが、この建物にはガラス窓がない。雪の様子を見るためには障子をそっと開ける。熱が逃げるのですぐに閉める。雪に風が混じると紙張り障子は濡れて破けやすくなる。それを防ぐために雨戸を閉めて過ごす。当然室内は真い。我が家もはるか昔は障子一枚で内外を区切って生活していた。雪の日は雨戸を閉めていたけれど、特に不便と感じた記憶が無い。でも、どうして平気だったんだろう。
今朝は吹雪の音で目が覚めた。食堂の窓から見える山のお寺の赤い屋根も白く見える。ヒヨドリらしき鳥が空を飛んでいるが、風に煽られてふらついている。時々雪のかたまりらしきものが目の前をかすめて行く。
風の音に混じって「防災無線」が放送を始めた。「大雪だから雪崩に気をつけろ」とか「水道の凍結に気をつけろ」などと注意するのかと思った。気のせいかこんな風に聞こえた。
「警察官や××(聞こえない)を語るオレオレ詐欺が横行している。そういう電話があったら警察に連絡するように」・・・・・・えっ?。雪混じりの風は音がうるさくて聞き取り難いのだった。
下の写真は本日訪問した古民家の屋根。昔々、長野県から来たのだそうな。この度、彼には引き取り手が現れた。めでたく、第三の人生が始まる。昼近くにはこんな風に青空が見えていた。