狐の観音

west2692010-01-18

以下訂正です。1月15日に撮影した狐を頭に載せた石像の話。勝沼の考古学者に写真を見せたところ「これは馬頭観音」とのこと。狐を乗せた観音像はありえないのだそうだ。
そういえばだんだん馬に見えてきた。われながらいい加減な話ではある。同じ勝沼で別の場所に残っている百体観音は、かつて馬方達にとっての道標と距離を測る目安になっていたという。確かにそれならば道端に狐の観音さんがいたんじゃ旅人が迷ってしまう。
さて、今日の一枚は「東京深川モダン館」という建物。関東大震災の復興事業で建てられた「東京市深川食堂」をリノベーションしたもの。以前から関心があったのだけれど、ある講演会があって、今回見学する機会ができた。
鉄筋コンクリートだから、民家みたいに古い木材の表情を残すような手法は使われていない。窓や外壁や内部の床や天井や壁などの仕上げはほとんど新しくなっているけれど、階段室の床や壁に残された当初のタイルが造られた時代の雰囲気を伝えていた。下の写真。

サイコロみたいな窓があるけれど、ここで双六をやっている訳じゃない。町を訪れる人が道に迷わないように、地域の観光に関する情報発信や展示の施設として使用している。