インドの神様達

west2692010-03-16

今日の一枚は「ガネーシャ」。高さが16ミリと、とても小さいがちゃんと象の形に見える。
聞くところによると、彼はインド生まれの神様で本邦に於いては2人一組となって「掻揚げ天」、違った「歓喜天」と呼ばれることもある。
「商業」と「学問」の神様なのだが、近年大阪弁で売り出して、多いにご利益があることで著名になった。
ところで、これは10年ほど前にインドからのお土産に頂いたもの。我が家の食堂の棚に、同じくらい小さな動物のフィギュア達と一緒に置いてあった。そんな神様だったとは知らなかった。もっと早く気が付けばよかったな。
因みに、ウィキペディアで調べたところによれば弁財天・大黒天・毘沙門天・お稲荷さんなどの、庶民に福と富と希望を与えてくれる神様方の多くはインド起源なんだそうだ。
さて、下の写真は日本銀行

近代国家を創るにあたって、全てといって良いくらい多くの制度を日本はヨーロッパに倣った。貨幣制度も新たにした。銀行建築はご覧の通り西洋の古典主義建築。これはギリシャ神殿に起源を持つ様式で西洋の神様がお住まいのものだった。
そして、この建物の中にはインドで生まれたアジアの神様達は祭られていない。どうやら、なかのお金も庶民のものではなさそうだ。